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WEF 世界経済フォーラム 2018 の出来事のメモランダム
今年2018年のWEFには世界の政界、財界、民間団体から3000人を超える参加者が集まる予定だ。
スイスからは5人の連邦大臣が出席し、60前後の二国間会談を行う。
今年の公式テーマは「分裂した世界の中での共通の未来のために」だ。Blockchainなどのテクノロジーや人工知能の恩恵を人間が如何に受けることが出来るかの議論に多くの時間が割かれると考えられる。
期間中に抗議活動が行われることが恒例となっているが、今年は大雪のために抗議集会の組織も難しいと考えられ、Davosでの抗議活動の予定はこれまで知られていない。チューリヒでは、特にTrumpが到着する金曜日に大規模な抗議活動が予想されるが、保安当局が準備する一方、USA兵の姿も通常より多く見受けられる。
2018年01月23日(火)
前日の到着者、IMF総裁 Christine Lagarde,インド首相 Narendra Modi。
スイス連邦大統領Alain Bersetの開会の挨拶の後、演壇に立ったインド首相 Narendra Modiは、保護主義の台頭と気候変動への戦いの意思の弱さが現在、世界の最大の脅威だと訴えた。
カナダのTrudeau首相は左翼リベラルの心を吐露した「もっと女性を登用して下さい。」「我々は親から受け取ったよりも不公平な社会を子供たちに残すことになる。」「もし、あなたたちが未来を心配するならば、職場から職場にたらい回しされ、搾取されている、ここにいない人たちのことをまず考えてください。」「企業は莫大な利益を出す一方で給与を下げる、これが続く訳がない。」。「性的嫌がらせは構造的な問題だ。」という発言には直ちに批判が続出し、テレプロンプターを使用したことも含めて、より良い演説者はこれまで何人も居たという評価もある。
MF総裁 Lagarde「テストステロンなしでも良い業績を残すことが出来る。」
2018年01月24日(水)
ヨーロッパの日。イタリア首相Paolo Gentiloni「経済成長はもはや不公平を訂正しない」
ドイツ首相Angela Merkelはより現実的に、フランス大統領Emmanuel Macronはより理想的にヨーロッパが世界の中央的な役割を果たすという見通しを表明した。
Angela Merkel「植民地時代のためにヨーロッパはアフリカに深い負債を負っている。」「我々はEU境を守ることについてより考慮しなければならない。」「いわゆる西側世界は現在ほどの分裂を経験したことはなかった。」「デジタル化でドイツはあらゆる部門で世界をリードしているとは言えない、教育、電子政府、起業などがそれで、連立交渉でそれがあまりテーマにならなかったことは残念だ。」。
ナショナリズムと保護主義に強い警告を表明したMerkelはJustinTrudeau、イスラエル首相Netanyahu、アルゼンチン大統領 Mauricio Macri、ヨルダン国王AbdullahIIと王妃Raniaと会談を持った。
Macronは英語で演説し、EUの10年構想を発表した。「フランスではこれまで失敗することが禁止されていた、同時に成功することも禁止されていた。これが行動を狭めていた。」「税制を変え続けることは不安定をもたらす。少なくとも5年の時間が必要だ。」「文盲率を、特に女の子のそれを下げることは世界の課題だ。」また、EU内で異なった進歩速度があることを認め「付いて来る気がない国は他の国の足を引っ張ってはならない。」。Davosの大雪とTrumpに引っ掛け「地球温暖化を否定する人を招待していないことは幸いだった。」。ノーベル賞受賞者 Christopher Pissarides「Trumpは貧しい人からお金を取って金持ちに与えようとしている。」
EU委員長Junkerは理由を挙げることなく、出席をキャンセルした。
2018年01月25日(木)
Trump大統領は午前中にチューリヒ空港に到着し、ヘリコプターでDavosに移動した。
Theresa May「我々は人々をグローバルな変化を続ける経済に適応するように助けなければならない。」「仮想通貨は見過ごすことのできない危険を孕んでいる、各国は真剣に監視を続けなければならない。」
 Trump大統領はMay首相との会談の前にUSAの英国に対する関係は全く損なわれていないと語った。会談では、「我々は同じ波長をもっている」と語り、両国の軍事関係には紙一枚もはさむ余地は無いと強調した。
 Trumpとの会談でイスラエルのNetanjahu首相はイェルサレム首都宣言について支援を感謝した。
2018年01月26日(金)
Trump大統領はスイス連邦大統領Bersetと会談した。Berset「内容のある話し合いだった。」
Trump大統領の演説は何時になく融和的で、新輸入関税、Nafta、気候変動などの大統領が正面衝突コースをとっているテーマは殆ど触れられなかった。スイスの歓待と、 USAよりも遥かに大きな報道の関心に満悦の様子だった。話題は経済上にとどまり、そして、驚きをもたらすものはなかった。Joseph Stiglitz「何時もより嘘が少なかった」。
大統領は強いドルを望むとして、前日の財務長官Mnuchinの発言を否定し、だたの意思疎通の問題だと説明した。
大統領のAir Force Oneは16時過ぎにチューリヒから飛び立った。
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